スクールカウンセラーについて

スクールカウンセラーの具体的な仕事内容とは

スクールカウンセラーと一言と言っても、どのような仕事をしているのでしょうか。今回はそちらをご説明させて頂きたいと思います。

おおまかな内容としては、学校(小学校、中学校、高校、大学といった教育機関全て)に通う方々への心のケアを行う仕事です。
この専門家のことをスクールカウンセラーと呼んでいます。

教育機関に通う方々の悩みは多岐に渡り、勉強が上手くいかずストレスを溜めているというものから、いじめ等で自殺を考えているといったものまで様々です。
これらの悩みに対して真っ向から向き合い、アドバイスをしてあげたり、一緒に解決の道を探してあげたり、本格的な治療を施してあげたり、スクールカウンセラーはそういった心のケアをしてあげることが主な仕事内容となっています。

次項では更に詳しくスクールカウンセラーの仕事内容について触れていきます。

スクールカウンセラーの労働時間

他の仕事でもそうですが、仕事をする上で気になるのは労働時間と給与形態ではないでしょうか。
給与形態は後述しますので、本項では労働時間について説明したいと思います。

スクールカウンセラーの仕事は、先述した通り教育機関に準じたものになります。
つまり、学校が開いている時間、生徒が活動している時間が主な労働時間となります。
8時ごろ学校に出勤し、面談の予約が入っている生徒の面談や、空いている時間に突然相談しに来た生徒の面談などをしていきます。
そして学校が終わる17時頃に退勤となります。
休憩が1時間だとして実働時間は8時間程度となっています。
尚、残業はあまりなく、校内で大きなトラブル(校内暴力やいじめ)が発覚した場合を除き、基本的には残業はないものと考えてもらっていいでしょう。

また、1週間の内5日間働くのかと言えばそうではなく、スクールカウンセラーは非常勤職員であることが多いです。
週1日か2日、担当の学校に出勤し、上記の仕事をこなすことが殆どです。

それでは次項では気になっていると思われる給与形態について説明していきます。

スクールカウンセラーの給与形態

先ほどスクールカウンセラーは非常勤職員であるとご説明させていただきましたが、非常勤職員の給与形態はどうなっているのでしょうか。

非常勤職員は正確には非正規雇用となっており、給料があらかじめ決まっている固定給ではなく、働いた分だけ給与がもらえる時給制となっていることが殆どです。
契約した教育機関にもよりますが、大体時給3000円~5000円程度になっています。
他の非正規雇用に比べて時給は高めとなっており、これは仕事内容に対する責任の重さや、専門性の高さ等が反映されているためです。

これだけ聞くとスクールカウンセラーは高給取りのように聞こえますが、実働時間がそれほど多くないため、月収で言うと15万程度になってしまうことも珍しくありません。
しかし、複数の教育機関を担当していたり、時給の高い私立の教育機関を担当していたりする場合は月収が倍以上になることもあります。

ただそれでもやはり非正規雇用なので、ボーナスや福利厚生等、正規雇用にはあるものがない、というのが現状です。
働けば働いただけ給料はもらえますが、正規雇用の職業に年収では負けてしまうこともあります。

スクールカウンセラーは決して安定した職業とは言えませんが、契約が多ければそれだけ給料が貰える仕事だということを知ってもらえればと思います。

次項ではスクールカウンセラーの仕事についてもっと深く掘り下げていきます。

また、これらの雇用形態などに関しての詳細は「スクールカウンセラーを取り巻く雇用環境」の記事に詳細がございますので、是非一読いただけますと更に理解が深まるかと思われます。

スクールカウンセラーの仕事内容

この記事の最初にスクールカウンセラーの仕事の概要をご説明いたしました。
本項では更に具体的な仕事内容について触れていきます。

スクールカウンセラーは教育機関に出勤した後、主に相談室と言われる部屋で仕事をすることになります。
先述した通り子供たちの相談業務をこなすことなるのですが、よほど多くの問題を抱えた学校ではない限り毎日毎時間相談があるわけではありません。
では相談がない時間は何をしているのでしょうか。

実はスクールカウンセラーの仕事には、子供たちの心のケアだけではなく、発達障害等の問題を抱えた子供たちのサポートも入っています。
発達障害を抱えた生徒がいるクラスの担任との話し合い、授業の見学も大事な仕事の1つです。
また、それだけではなく、保健室登校の生徒のケアやサポートもあり、相談がないからと言って暇な時間はあまりないでしょう。

更に、悩みを抱えているのは何も子供たちだけではありません。
子供たちの親も、同じように悩んでいることもあります。
子供への接し方が分からない、どうアドバイスをしていいかわからない、解決策が見つからない等、様々な悩みを親が抱えている場合があります。
そういった時は学校を離れ、実際に家庭訪問をして親と面談することもあります。

現在スクールカウンセラーに求められているものは、相談室で悩みを持った生徒を待つことだけではなく、自ら足を運び悩みや問題を探し出すところまできています。
大きな悩みを持った生徒全員が全員、相談室を訪れる「勇気」を持っているとは限りません。
そういった隠れた悩みを見つけ出し、解決に導くことが求められています。

まとめ

これだけ聞くと大変な仕事に思えるかも知れませんが、現代の教育には欠かせない役割であり、とてもやりがいのある仕事です。
そういったやりがいや責任を胸に、スクールカウンセラーを目指して欲しいと思っています。