スクールカウンセラーについて

高校生からスクールカウンセラーを目指すなら

スクールカウンセラーという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
結論から言ってしまうと、主に校内で事故や事件、災害等のアクシデントがあった場合、被害者、被災者の心のケアを学校という場でする仕事のことであります。
また、いじめ等で心を痛めてしまった方へのケアも仕事の1つでもあります。
さらに広義では小学校、中学校、高校、大学、全ての教育機関にある相談室等に勤務されている方を指す言葉でもあります。

高校生の皆様なら友達から心の悩み等、色々なことで悩み事を相談されたことがあるでしょう。
それを解決するのも、スクールカウンセラーの1つです。

そのような経験があり、1人でも多くの人の悩みを解決してあげたい、そのようなことを思っているあなたはスクールカウンセラーの仕事に向いていると言えるでしょう。
次項からはどうすればこの仕事に就けるかについて、ご説明していきたいと思います。

進むべき大学

ではスクールカウンセラーを目指すにあたり、どのような大学に進めばよいのでしょうか。
資格については改めて後述しますが、基本的には臨床心理士の資格を持っている必要があります。
つまり選ぶべき大学はその資格を取れるところ、具体的に言えば心理学部が代表的でしょうか。
また、臨床心理士になる為には大学院に進む必要があるため、それが併設されており、かつ臨床心理士の合格実績がある大学を目指すのが1番よいでしょう。
また、児童を対象とした実習も応募要項に組み込まれていますので、実習先が充実している大学を探すのもよいかと思われます。

学ぶべき学問

さて、スクールカウンセラーになるためには心理学の勉強をしなければならないというところまではご説明させていただきました。
実は心理学と一口に言っても、様々なジャンルがあります。
社会心理学や恋愛心理学等、多岐に渡って存在しています。
これらを大きく2つに分けると、基礎心理学と応用心理学に分けることができます。

それではスクールカウンセラーになる為にはどちらを勉強すればよいのでしょうか。
答えは両方です。
何故なら基礎心理学には発達心理学や人格心理学、応用心理学には臨床心理学があり、どれもスクールカウンセラーになる為には必須と言っていい学問があるからです。
常に高い向上意識、研究意欲と確固たる信念を持たなければいけない学部ですので、目指す際は本気で勉強をしなければいけません。

取るべき資格

先ほど臨床心理士の資格を取らなければスクールカウンセラーになることが出来ないとお話しました。
実際に臨床心理士はどのようになるのでしょうか。
臨床心理士の試験を受ける上で必須となるのは、これも先ほどお話したように高校を卒業後大学に入り、さらにその上の大学院を出ている必要があります。
これがスタートラインとなります。

さて、気になる試験の内容ですが、一次試験(筆記試験)と二次試験(面接)があり、まずは一次試験を突破することが目標となります。
一次試験では選択肢方式試験が100問、これを2時間半と、記述論文試験が1時間半といった内容となっています。
基本的には臨床心理士になる為に最低限必要な知識を問われる問題です。
また二次試験では臨床心理士に値する人間性や、技術、知識量を問われます。
面接という気分ではなく、実際の現場に赴いたと考えて臨むのがよいでしょう。

また、これは高校生の皆様からは少し離れたお話となりますが、臨床心理士以外にもスクールカウンセラーになることができる道があります。
それは、精神科医や大学教授といった職に就いていた方々です。
スクールカウンセラーの募集要項には臨床心理士に加えてこういった職業も書いてあります。
ただあまり募集は多くない上、臨床心理士になるより遥かに難しい道だとも言えるので、やはり基本的には臨床心理士を目指すことが1番の近道でしょう。

また、これらの臨床心理士という資格に関するご説明は「スクールカウンセラーになるために必要な資格「臨床心理士」とは」の記事の方に詳細がございますので、是非一読くださいませ。

スクールカウンセラーに就職するには

無事に臨床心理士の試験を突破した後、どのようにスクールカウンセラーになればよいのでしょうか。
スクールカウンセラーの募集は、基本的には毎年、都道府県や市町村等の自治体の教育委員会が募集をかけています。
募集時期は10月から12月頃が多いようです。

もちろん、スクールカウンセラーになる為にも試験を突破する必要があります。
試験の内容は主に面接で、これも臨床心理士の面接試験と同じように、実際の現場で想定されるようなパターンの質問や、自分の性格がスクールカウンセラーに向いている理由などが多いようです。

まとめ

これらの試験をクリアすることで、晴れてスクールカウンセラーになることが出来ます。
決して楽な道ではありませんが、高校生の間に志し、目指すことはそれだけでアドバンテージです。
「なりたい!」と思った時の気持ちを決して忘れずに日々努力してください。
先ほどこの仕事に就くには確固たる信念とたゆまぬ向上心を持つ必要があるとお伝えいたしましたが、実際に高校生の時からその信念を持ち続けることは容易ではありません。
スクールカウンセラーは「なりたい」だけではなく「絶対になる」という心持でなければなれない仕事であると認識しましょう。