スクールカウンセラーが不登校の子供にすべき対応とは?

スクールカウンセラーの目的は学校の様々な問題に対応することです。

学校の様々な問題の中で、特に大きな存在となっているのが不登校児です。不登校児の割合は年々増えているとされており、実際に多くの学校が頭を抱えています。

こちらではスクールカウンセラーが不登校の子供に対してどのような対応をすればよいのかを明らかにします。対応方法を知っておくことで、いざという時にも適切な対応ができるようになるわけです。

何をしてよいのか分からずに右往左往してしまわないようにするためにも、不登校児への対応方法を前もって把握しておきましょう。

そもそもなぜ子供は不登校になってしまうのか?

・不登校のきっかけとは

・友人との関係・・・50%前後
・先生との関係・・・20%から30%ほど
・勉強がわからない・・・30%前後
・クラブや部活動の友人・先輩との関係・・・20%前後
・学校の決まりなどの問題・・・10%前後
・入学、転校、鍼灸して学校や学級に馴染めなかった・・・15%から20%ほど
・家族の生活環境の急激な変化・・・5%から10%ほど
・親との関係・・・10%から15%ほど
・家族の不和・・・10%ほど

※「不登校に関する実態調査 平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書」(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2014/08/04/1349956_02.pdf)より
※複数回答あり

少し前の情報となりますが、不登校になる理由は基本的に大きな違いはありません。友人との関係が問題となって、不登校に至っている生徒が圧倒的に多い、ということが見えてきます。
また先生との関係や勉強についていけない、ということが原因となって不登校に至ってしまっている生徒も多いということも見えてきました。

・そもそも不登校とは?

病気などの理由もなく年に30日以上学校を休むことを指しています。

2013年には不登校自動・生徒の数が約12万人となっており、6年ぶりに増加しました(小学校と中学校)。子供の数が減り続けているにも関わらず、不登校児は減っていないのです。

不登校の問題ですが、復帰率が極めて低いことが分かっています。学校側の働きかけで再び投稿できるようになる生徒の割合は30%程度とされているのです。多くの生徒が同じ学校には再び普通には登校できるようにはならず、他の学校(フリースクールも含む)に転校して再び登校を開始する、というケースも多くなっています。

・スクールカウンセラー以外の解決方法はないのか?

最も有望な不登校児への対応と考えられているのが、やはり担任の先生の存在です。実際に担任の先生の働きかけで、再び学校に通えるようになったケースはあります。しかし前述したように、不登校児の中には先生が問題となって不登校になってしまっていることもあるわけです。先生の働きかけが最良の解決方法とは限りません。

教育相談窓口も一つの解決方法となっています。自治体や各教育委員会が開設しているもので、先生や学校には相談しにくい、という時の対応の窓口になってくれます。

他にも社会福祉士や精神保健福祉士による「スクールソーシャルワーカー」も解決方法の一つとされています。特に補陰今夜就学状況などに問題がある場合には、社会福祉士や精神保健福祉士と児童相談所や福祉事務所が連携して不登校の解決にあたってくれるわけです。

しかし上記した方法だけでは、うまく対応できないことも珍しくはありません。だからこそのスクールカウンセラーなのです。学校側としても、スクールカウンセラーによって、少しでも不登校児を減らしてくれるように期待しています。

不登校児童への対処法その1|無理に登校させようとしてはダメ

・通学の強制は逆効果を生む

「不登校になっているのであれば、無理にでも通わせれば通学に慣れさせれば良いのでは?」との考え方を持っている方が多いのも問題になっています。学校の先生の中にもいまだにそのような考え方を持っている方は少なくありません。

不登校になっている生徒ですが、実はギリギリまで頑張って学校に通っています。その上で完全に通うことが無理になってしまい不登校に至っているのです。そのような状況の子供に対して強制的に通わせようとしたらどうなってしまうでしょうか。

スクールカウンセラーの最も大事なのは、生徒との間にまずは信頼関係を築くことです。「この人になら、なんでも相談できる」といった状態にならない開ければ不登校の問題は解決しにくいわけです。強制的に通わせようと働きかけるのは厳禁です。

・親御さんにも働きかけること

不登校児の親御さんは、基本的に強制的に学校に通わせようとします。もちろん親御さんとしてもなんとかしたいという気持ちになっているわけですが、その親の姿勢が子供を追い詰めていることもあるのです。

スクールカウンセラーは子供だけではなく親御さんに対しても一定の働きかけを行うべきです。無理に通わせようとする親御さんであれば、少し様子を見るように勧めてみましょう。

・休養を認める気持ちが大事

不登校の生徒も悩んでいます。気持ちを整理する時間が必要なのです。

ですから不登校をしている時間は「休養」と捉えましょう。

子供としてもいまのままではいけないと思っています。次に進む気持ちの整理がつくまでは、一定の休養を認めてあげてください。少しでも前向きになってきたら、これからどうするかを一緒に決めていくわけです。

不登校児童への対処法その2|信頼してもらう

・追い詰めないこと

不登校児を学校に通わせるためには、信頼関係が重要です。先生との関係が良くなくて不登校に至っている生徒は、学校の大人に対して不信感を持っているケースが多いのです。
しかし学校にはスクールカウンセラーという信頼できる大人もいる、ということを伝えることが重要です。

生徒は学校に通えない、という負い目を普段から感じています。学校に来ても、保健室にずっといるような状態になっているケースも珍しくありません。

まず行うべきは話を聞くことです。話を聞くことができれば、なぜその生徒が不登校に至っているのかもだいたい見えてきます。友人関係が問題なのか、先生が問題なのか、勉強が問題なのか、というところが分かれば自ずと対処方法も見つかっていきますよね。

・信頼関係を崩す行為について

「なんで学校に行かないの?」
「何が嫌なの?」

上記のようなことを立て続けに子供に対して言ってはなりません。問い詰めるような状況になってしまうと、さらに子供は自分の殻に閉じこもってしまうような状態になってしまうわけです。

親御さんや先生に対してカウンセリングで聞いた内容をペラペラ喋ってしまう、ということもなるべく避けるべきです。もちろん一定の情報に関しては親御さんや学校の先生と共有していくことが大事です。しかし生徒としても親や先生に知ってほしくないこともあります。

しっかりとした信頼関係を築くまでは、先生や親御さんにも最低限の情報しか伝えないようにしましょう。

不登校児童への対処法その3|生徒の居場所づくりを学校側に提案する

・学校に居場所がないから不登校になる

不登校児の殆どが学校に自分の居場所がない、と感じています。

不登校の最も多いきっかけとして友人関係があるわけです。仮に同じクラスに相性が悪い生徒がいた場合には、学校に通いたくなってしまいます。

学校側に、「この生徒とこの生徒を同じクラスにしないように」といった働きかけをすれば、クラスが栄光はその生徒が再び学校に通える可能背位も出てきます。要は子供にとって学校が少しでも居心地の良い場所になれば、不登校が解決する確率はアップするのです。

・相談室の整備を依頼する

不登校児が学校に来ると、よく行くのが保健室です。ただし保健室だけだと、またこれも問題が発生する可能性もあります。保険お先生はスクールカウンセラーではありません。

そこで相談室の整備を学校側に依頼するわけです。相談室が生徒にとって居心地の良い場所であれば、授業には出られなくても相談室に来てくれる生徒は増えるわけです。
リラックスした空間であれば、そこで生徒たちから様々な悩みを打ち明けられることもあるでしょう。
不登校解決の糸口が見つかるかもしれません。

不登校児童への対処法その4|自分の考えを押し付けない

・様々な選択肢を提案するに留めること

「こうしなければならない」
「ああしなければならない」

不登校児は、学校に通えないという大きな挫折を経験してしまっています。その分、負い目も感じており自分に自信を持てません。そんな状態の時にスクールカウンセラーの考えを押し付けられてしまうと、頭が混乱してしまうのです。「自分にできるわけがない」といったことを考えてしまうこともあるでしょう。

親御さんの中には高等教育にこだわるあまりに、大学進学を押し付けているケースもあります。親御さんからもヒアリングを実施し、子供が負担を受けているような価値観の押し付けがないかを探るべきです。

生徒が不登校を解決したいと考え始めた場合には、幾つかの選択肢を提案してあげるのもおすすめです。
たとえば、まずは週に1回だけ投稿を初めてみる、ということもおすすめでしょう。好きな教科の授業がある日だけ登校する、という方法もおすすめです。学校に通うのが難しいのであれば、フリースクールという選択肢を教えてあげても良いかもしれません。

解決方法は一つではない、ということを子供に教えてあげるだけでも気が楽になってさらに前向きな気持になってくてることもあるのです。

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