スクールカウンセラーに必要な資格「スクールカウンセラーに準ずる者」って何?

「スクールカウンセラーに準ずる者」って誰のこと?詳しく教えます!

スクールカウンセラーになりたい!と調べていたら、資格等の欄に「スクールカウンセラーに準ずる者」というキーワードが出てきます。
いったい「スクールカウンセラーに準ずる者」って誰のこと?どんな人が当てはまるの?スクールカウンセラーとは何が違うの?
そのような疑問を抱く方も非常に多いかと思われます。

そのような方に対してここでは「スクールカウンセラーに準ずる者」について、詳しくご説明いたします。

「スクールカウンセラーに準ずる者」ってなに?

スクールカウンセラーや必要な資格について調べると、必ずといっていいほど出てくる「スクールカウンセラーに準ずる者」。
いったいどこからその言葉が出てきたかというと、自治体から出されているスクールカウンセラーの募集要項に記載があるのです。

・スクールカウンセラーに準ずる者
ア 大学院修士課程かつ相談業務1年
イ 大学卒業かつ相談業務5年
ウ 医師かつ相談業務1年

スクールカウンセラーとして働くには、臨床心理士や精神科医といった難易度の高い資格を持っていることが条件なのですが、これは「それよりハードルを下げた募集」ということになります。

近年では、いじめの問題や不登校の問題などで、生徒や児童の心のケアの必要性が高まってきています。
それに対してスクールカウンセラーの人数は十分ではないため、少しハードルを下げて、スクールカウンセラーとして働く人の数を増やそうという募集です。
つまりこれはスクールカウンセラーになるうえで、臨床心理士や精神科医という高難易度の資格は持ってないけれど、スクールカウンセラーとして働きたいという意欲のある人のために設定された内容になります。

スクールカウンセラーとスクールカウンセラーに準ずる者の違い

「スクールカウンセラー」と「スクールカウンセラーに準ずる者」は、具体的に何が違うのでしょうか?

前述しましたが、大きな違いとして応募する際の必要な資格が違います。
「スクールカウンセラー」として働くためには、臨床心理士や精神科医、心理系大学の職員であることという、比較的難しい資格が必要になっています。

一方、「スクールカウンセラーに準ずる者」として働くには、大学卒業以上で児童・生徒に対する相談業務を規定年数経験していれば応募可能です。
必ず取得しないといけないといった資格がないため、募集内容を満たせば応募することができるので、「スクールカウンセラー」の募集よりハードルが低くなっているということがわかるかと思います。

こう見ると、「スクールカウンセラーに準ずる者」の方がすぐに仕事に就けるような気がしてしまいますが、実は働き始めた時にも少し違いが出てしまいます。

それが収入です。

「スクールカウンセラー」として働く場合には時給5,000円~6,000円なのに対して、「スクールカウンセラーに準ずる者」として働く場合は時給2,000円~3,000円になります。

「スクールカウンセラー」として働く人は、難易度の高い資格を持っているので差が出てしまうのは仕方のないことですし、一般的に見たら「スクールカウンセラーに準ずる者」の時給水準は高いといえるでしょう。

スクールカウンセラーに準ずる者を目指すなら取得すると良い資格とは?

スクールカウンセラーに準ずる者として働く時に「必要な資格はない」と書きましたが、持っているとアピールポイントになる資格はあります。
カウンセラーとしての仕事に役立つ心理系の資格なのですが、種類もたくさんあるので、その中から3つ紹介します。

・認定心理士

認定心理士は、認知度が高い資格になります。
取得するための要件は、学部を問わない四年制大学を卒業していて、所定の36単位を習得していること。

心理系の学部を卒業していなくても良い上に、所定の単位を習得できていない場合には、大学の通信課程で習得可能なので、割と要件を満たしやすいです。
要件を満たしているのであれば、書類申請するだけでこの資格は取得することができます。

・産業カウンセラー

産業カウンセラーは、企業内で従業員へのカウンセリングなどをおこなう専門家のことをいい、「産業カウンセラー」という資格も存在します。
スクールカウンセラーとは違う分野のように思われますが、同じ「心のケア」を中心にしたお仕事になるので、取得しているとプラスになるといえます。

産業カウンセラーの資格を取得するには、受験資格を満たし、学科・実技試験にそれぞれ合格する必要があります。
この受験資格は、「20歳以上で、産業カウンセラー養成講座を修了する」または、「心理学系の四年制大学を卒業し、日本産業カウンセラー協会がおこなう講座を修了する」ことで得られます。

・学校心理士

学校心理士の資格を取得するためには、まず「大学院を修了している、または、相談業務に5年以上携わっていること」という受験資格を満たす必要があります。
その後、試験と面接を受験し、合格することで取得することができます。
臨床心理士よりは、ハードルの低い資格ですが、教育分野以外の人には厳しい条件かもしれません。

この資格は、臨床心理士を目指して大学院へ進む場合は取得しやすい資格です。

この学校心理士という資格に関する詳細は学校心理士ってどんな資格?スクールカウンセラーとの違いは?の記事に記載してありますので、是非ご覧ください。

まとめ

スクールカウンセラーに準ずる者の説明と必要な資格のご説明をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

「スクールカウンセラーに準ずる者」の募集要件は、比較的ハードルが低いです。
自分の興味のある心理系の資格を取得して、「スクールカウンセラーに準ずる者」に応募する際のアピールポイントにしてみてください。