スクールカウンセラーの様々な役割とは?

スクールカウンセラーの役割は重要?不要?

近年、学校などの教育機関においてスクールカウンセラーという職業の方を目にすることが多くなってきました。

そのスクールカウンセラーはどのような仕事をして、どのような役割を担っているのか、またスクールカウンセラーの役割を果たしていくうえでどのような問題があるのか、本記事で考察していきます。

スクールカウンセラーの仕事内容

スクールカウンセラーの仕事内容をひとことで言えば、小学校や中学校、高校などの教育機関で心など様々な問題に関して相談にのる仕事です。

近年大きな問題となっているいじめや虐待問題により、学校という子供にとって大きすぎるコミュニティーで孤立してしまったり、心に不安を抱えているのにも関わらず誰にも相談できず心の傷を深めてしまい不登校になったり、最悪の場合その弊害で自らを殺めてしまう子供が増加しています。

そんな子供たちを助けるために、スクールカウンセラーは子供の心の叫びを受け止め、心に傷を負った子供に優しい言葉をかけ、ときにはアドバイスをするのです。
また、問題を予防するために研修を行うといった仕事や、調査を行うこともあるようです。

また、このスクールカウンセラーの仕事内容に関するご説明は「スクールカウンセラーの具体的な仕事内容とは?」の記事の方で詳細を明記しておりますので、是非一読ください。

スクールカウンセラーの役割

スクールカウンセラーは子供の話を聞く事で、いじめによって傷ついた子供の心のケアをし、明るい将来につながる前向きな学校生活を促すという役割だけではなく、学習や進路に関して相談にのることで子供が生き生きとした人生を歩めるようにするという役割もあります。

また、スクールカウンセラーは学業などに関することだけでなく、友達との付き合い方や恋愛などについても話を聞いてアドバイスをすることで、子供がより充実した日々を送ることを助けるという役割も果たしています。

これはスクールカウンセラーの仕事の大きな特徴です。

なぜなら、通常は先生であれば主に学問について子供の面倒を見る事が多く、子供の繊細な心のケアや個人個人の問題を細やかに親身になって解決していくことは難しいです。
しかしながら、スクールカウンセラーであれば先生が上手く切り込めないような繊細な問題や、子供のひとりひとりのよりプライベートな心の悩みについて相談にのり、解決に導いていくことができます

さらに、普段授業などで顔を合わせている先生に相談するよりも、スクールカウンセラーであれば年上のお兄さんやお姉さんとして子供も気軽に相談ができ、不安を取り除くことが出来るのです。

また、スクールカウンセラーに相談しアドバイスをもらうのは子供だけではありません。
その教育機関の先生もスクールカウンセラーに対して話をすることで心などの悩みを取り除くようなことがあるのです。

学校というコミュニティーにおいて心の問題を抱えるのは子供だけではなく、先生もその業務によってストレスが過度にかかってしまい、心に傷を負うことで孤独になってしまうことがあるのです。

特に新任教師である場合は、初めてで慣れない職場環境での過労や心労で心身に支障をきたしてしまい、保護者の方とのトラブルで心を病んでしまうケースがあるので、スクールカウンセラーが日常的な関係をつくり親身に見守ることもあるようです。

スクールカウンセラーが相談相手になるのは子供や先生に限りません。
時には子供を育てている保護者の方にもスクールカウンセラーが話を聞く事があります

なぜなら、何か問題が起こった時にストレスや心労を負っているのは子供だけではなく、親である保護者ももちろん心配して気苦労を負ってしまうことや、他の保護者の方との付き合い方や子育てに関する不安から心身を病んでしまうことがあるからです。
スクールカウンセラーが保護者の方にも話を伺うことで、学校生活を有意義で笑顔のあふれるものにするために、さらに全面的なバックアップをすることができるのです。

スクールカウンセラーの抱える問題点

そんなスクールカウンセラーの仕事にも、心の負担となりうる構造的な問題点があるようです。
その一つがスクールカウンセラーの雇用形態です。
スクールカウンセラーとして雇われる際に、長期的な契約が望める正社員契約とは違い、非正規雇用契約として雇われていることが多いです。

非正社員や非常勤講師として雇われることで、柔軟な勤務を行っていけるというメリットはありますが、雇用契約が1年のような短い有期契約となってしまいます。

また正社員として雇われていないことにより、給与に関して正社員と差別されることで、低い賃金での生活が余儀なくされてしまうといった弊害や、それによって年金制度のような社会保障に加入できなくなるといったデメリットがあるのです。

しかも、もしも風邪や疲れで体調を崩してしまったりして仕事を休んでしまったとしても休業補償などがもらえなかったりするので、気軽に休みをとることもできず、将来に不安を抱えているスクールカウンセラーも多いようです。

さらに、勤務形態も余裕があるものとはいえず突発的な問題が発生してしまった場合は残業も重なってしまうことがあるようです。

まとめ

まだあまりその役割が知られていないスクールカウンセラーですが、心の傷を癒すことで子供や周囲の人々の幸せを守る重要な役割を果たしているのです。