大学卒業前に申請できる「認定心理士」って何?申請方法や費用を解説!

大学卒業前に申請できる「認定心理士」って何?申請方法や費用を解説!

スクールカウンセラーへの道を調べていると、出てくる資格は「大学院を卒業していること」という条件のものが目に付くかと思います。
その中でも珍しい、大学卒業前に取得できる「認定心理士」の資格についてご紹介します。

特に現在大学在学中でスクールカウンセラーを目指している人や、大学進学を控えている学生などは、ぜひチェックしていただきたい資格になりますので、こちらの解説を是非一読ください。

認定心理士とは?どんな資格なの?

認定心理士は、公益社団法人日本心理学会が認定する資格になります。
心理学の専門家として仕事をするために必要な、最低限の標準的基礎学力と技能を習得しているということを、日本心理学会が認める資格になります。

この認定心理士は、スクールカウンセラーの職業に就くために、持っておくとプラスになる資格として注目されています。

なお、自治体の募集要項によると、認定心理士の資格を持っている人は、「スクールカウンセラーに準ずる者」の枠で応募することができます。

臨床心理士や精神科医のように難易度は高くありませんが、心理学の基礎知識を習得しているという証明になるため、スクールカウンセラーとして働く可能性を高める資格になりますので、カウンセリング業務に就きたい場合や、心理系の仕事に就きたい人には、取得をオススメできる資格です。

また、こちらは珍しく「大学在学中」に取得申請ができる資格になりますので、卒業までの時間をもて余すことなく、スクールカウンセラーを目指すことができるのです。

申請条件については、次の項目で詳しく説明します。

大学卒業前に申請できるってどういうこと?申請条件は?

認定心理士の資格取得のための申請条件を詳しく見ていきます。

日本心理学会によると、認定心理士資格申請の種類は以下の3つです。
(A)認定申請(大学卒業後の申請)
(B)仮認定申請(大学卒業前の申請)
(C)日本心理学会会員の優遇措置

(A)認定申請は、大学卒業後に審査に申し込みをする申請方法。
(B)仮認定申請が、大学在学中に審査申し込みをする申請方法です。
(C)日本心理学会会員の優遇措置については、日本心理学会に5年以上連続して正会員として在籍していることという条件があるので、今回は触れません。

認定の際に必要な心理学関係科目は、基礎科目・選択科目の中でいくつかの領域に分類され、さらに必要な単位数が決められています。

【基礎科目】
a:心理学概論
b:心理学研究法
c:心理学実験

※aは4単位以上、b,cは合計8単位以上(cは4単位以上)

【選択科目】
d:知覚心理学・学習心理学
e:生理心理学・比較心理学
f:教育心理学・発達心理学
g:臨床心理学・人格心理学
h:社会心理学・産業心理学

※d~hのうち3つの領域で、それぞれ4単位以上、合計16単位以上

【その他の科目】
i:心理学関連科目卒業論文・卒業研究

※a~iで合計36単位以上を習得していることが必要です。

(A)(B)どちらも認定方法は同じですが、大学在学中に申請する場合は、「仮認定」として「仮認定証」が発行されます。

大学卒業後にあらためて、卒業証明書の提出と、正規の認定に替える手続きをおこなう必要があります。

大学卒業後に申請する資格が多い中、在学中に申請することができる認定心理士は非常に珍しい資格です。

申請方法や必要な費用とは?

認定心理士は、資格取得のための試験はなく、日本心理学会に申請し、審査してもらうことで認定を受けます。

申請書類は以下の10種類あります。
①(様式1)認定心理士資格認定申請書
②(様式2)履歴書
③(様式3)心理学関係科目修得単位表
④(様式4)基礎科目c領域実験実習リスト
⑤(様式5)審査料払込控貼付用紙・IDカード用写真添付用紙
⑥官製はがき
⑦基礎科目a,b,cのシラバスのコピー
⑧会員優遇措置の場合は担当科目のシラバス
⑨成績証明書または単位取得証明書
⑩卒業証明書(B:仮認定の場合は卒業見込み証明書)

自分の申請する種類(A~C)によって、提出する書類が変わってきますので、日本心理学会のホームページから確認してみてください。

認定心理士の資格取得の流れは、まず申請書類の提出とともに審査料10,000円を振込します。
その後、日本心理学会にて審査がおこなわれ、審査に合格すると、「認定の通知」と「認定料の郵便振替用紙」が送付されてきます。

認定料30,000円の振込が確認されると、「認定心理士認定証」と、カード形式の「認定心理士証」というIDカードが届きます。
大学卒業前に「仮認定」を申請した場合は、「仮認定証」が届くので、卒業後に卒業証明書を提出し、正規の認定を受ける必要があります。

仮認定証の有効期間は卒業見込証明書に記載された「見込年月」の末日になりますので、卒業時点で正規認定の手続きをおこなうようにしてください。
認定心理士は更新の必要がないため、一度認定を受ければ、その後の手続きは不要です。

まとめ

スクールカウンセラーになるために生きる資格である認定心理士についての解説ですが、いかがでしたでしょうか?

大学卒業後に申請する資格が多い中、在学中に申請することができる認定心理士は非常に珍しい資格です。
また、これらのスクールカウンセラーを目指す上で有利になる資格は他にも存在しております。
それらに関しましてはスクールカウンセラーへの道。結局どの資格が有利なの?の記事やスクールカウンセラーに必要な資格「スクールカウンセラーに準ずる者」って何?の記事に詳細がございますので、是非ご覧ください。

スクールカウンセラーになるために必要な資格ではありませんが、スクールカウンセラーになるために有利な資格なのは間違いないため、取得を視野に入れるのも非常に良いかと思います。

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